── 『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)にこれまで4回も出演されています。出演依頼が来たときは、どんな気持ちでしたか?
NHKでしょ? 最初は何かの間違いかなって(笑) それまで出版の話はいくつかもらっていたんですけど、自分があまり読まないから本は違うなあって。「僕は動画に出る。打診が来るまで待つ」と話していたら、そのあとすぐ来た!
── 有言実行というのか、高木さんの引き寄せる力はすごいですね。
その収録で、ディレクターさんから「これだけいろんな人の髪を切ってきた高木さんが、いま切りたい人は?」と質問されて。昔からずっと好きだった「小栗旬さん」と答えたんです。
すると、ひょんなことから小栗旬さんと出会い、今年6月には、OCEAN TOKYOの動画CMに出演してもらいました!
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── 次々に、有言実行で夢を形にしてきました。高木さんがいま、いちばん会いたい人は?
ユニクロの柳井さん(ファーストリテイリング・ユニクロ代表取締役会長兼社長・柳井正さん)に会って一緒にお話がしたいですね、髪を切りながら。
── どうして柳井さんなのですか?
会社としてすごいのはもちろん、外国の人たちに、“カタカナ”を認知させたから。かっこいい。
── 今後、挑戦したいことは?
OCEAN TOKYOをドラマ化したい。僕らが役者として出ることはないけど、出てほしい俳優さんは決めてます。
タイトルに「OCEAN TOKYO」っていう名前はつかなくてよくて。そこは、むしろどうでもいい。美容室のドラマがバズれば、みんな美容室に行くし、美容師になりたい人も増えるでしょ? それで、美容師の価値が上がったらいいよね。
── 高木さんに憧れて、OCEAN TOKYOに入ってきた方もたくさんいますよね。
みんなには、全員、僕を超えてほしい。僕は、できればもう表に出たいとは思わない。黒子になって、いろんなジャンルの、いろんなスターがいる会社にしたいです。
── 記念すべき10周年。二十歳の頃から目指してきた「圧倒的 日本一の美容室」というのは、もう達成できたのでは?
10周年だからどうとかは、あんまりないけど。スターになれる若手も増えてきたので、OCEAN TOKYOが「圧倒的 日本一」を、さらに加速させる。そんなスター軍団、見たことないでしょ? それが目標です。
高木琢也
OCEAN TOKYO 代表取締役
10~20代の男性から圧倒的支持を集めるメンズヘアサロンを、12店舗展開。高木さんは「カミカリスマ」4年連続三ツ星、「ホットペッパービューティーアワード/スタイル部門」3年連続1位、「MEN‘S PREPPY」トレンドランキングベスト5独占など、数多くの金字塔を打ち立てている。
取材・編集・文/大徳明子 撮影/漆戸美保
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