関東地方もついに梅雨入り。毎日、大量のタオルを使う美容室ですが、生乾きのニオイは厳禁です。
洗濯機に入れる前の注意点から洗濯物干しのコツまで、ここを押さえておくと劇的に変わるというポイントを紹介します!
2021.06.18更新(2019.06.10公開)
生乾きのニオイの原因は雑菌
生乾きの洗濯物のいやなニオイの原因は、ずばり雑菌。洗濯の段階ごとに対策法があります。
洗う前のポイント
■ 酸素系漂白剤でつけ置きする
1日の営業が終わってから洗濯する美容室も多いと思いますが、濡れた洗濯物を放置しておくと雑菌が繁殖します。
洗濯槽に酸素系漂白剤入りの水をはっておき、使用後のタオルはこの中に放りこんでいくようにするのがオススメです。
洗濯時の対策
■ 詰め込みすぎない
洗濯物をギュウギュウに詰めこみすぎると洗濯槽の中でうまく回らず、汚れがしっかり落ちません。目安は、洗濯槽の7〜8分目までです。
■ 酸素系漂白剤を加える、または、「部屋干し用」とうたっている洗剤を使う
市販の部屋干し用洗剤の多くは、酸素系漂白剤が配合されています。配合済のものを購入するのもいいですし、自分で加える方法もあります。
※「漂白剤を使用しないこと」と注意書きのある洗剤には入れないでください
塩素系は漂白力が強いため、ヘアカラー用の黒いタオルなど色つきのものには向いていません。ただし、タオルを漂白に強いものに変えるという手もあります。
【関連記事】「ブリーチやヘアカラーに耐える、スレン染めのタオル」
■ 重曹を加える
重曹はやや水に溶けにくいため、水よりもぬるま湯の方がオススメです。
■ 除菌効果のある柔軟剤を使う
除菌効果をうたっている柔軟剤で仕上げましょう。
洗濯後の注意点
■ 洗濯が終わったら、すぐに干す
■ 間隔をあけて干す
■ 扇風機の風を当てる
せっかくキレイに洗っても、放置していると雑菌が繁殖してしまいます。洗濯が終わったら、すみやかに干しましょう。
また、早く乾かすことも大事。密集しないように間隔をあけて干したり、扇風機の風を当てたりするのがポイントです。
洗濯槽の管理
■ 洗濯機のふたは閉めない
■ 洗濯槽クリーナーを使う
洗濯槽の裏にカビが生えないように、衛生的に使いましょう。
ふたを開けておくと通気性が保てます。洗濯槽クリーナーは商品によって異なりますが、1~3カ月に1回のお手入れが推奨されています。
たっぷり干せてスッキリ収納、折りたたみ物干しスタンド
毎日、大量のタオルを洗濯するなら、ちょっといい物干しスタンドを用意することで、作業効率が上がります。
ここで紹介するのは、フェイスタオル20枚とバスタオル10枚を一度に干すことができる大容量タイプでありながら、折りたたむと幅19cmにすっきり収納できる「折りたたみ物干しスタンド」。
写真は最大枚数で干していますが、2台にわけて間隔をあけて干す方が早く乾きます。コンパクトに収納できるため2台用意しても、それほど場所を取りません。
両側を広げれば最大で幅140cmになり、ひざ掛けやクッションを干すにも便利。本体重量は4.5kgでキャスター付きのため、女性スタッフ一人で楽々運べます。
フレーム上部には強力な磁石がついているので、折りたたんだ後に開くことがなく、ちょっとしたすき間にしっかり収まるのもポイントです。
パイプ部分は、さびにくく丈夫なステンレス製。汚れてもサッと拭くだけで簡単にお手入れOK。
ムダな装飾がないシンプルなデザインで、「ホワイト」と温かみのあるオーク柄の木目の「ナチュラル」の2種類から、サロンの雰囲気に合うタイプを選べます。
折りたたみ物干しスタンド
◯サイズ:W140 × D71.5 × H113.5cm、折りたたみ時 W19 × D53 × H95.5cm ※キャスター含む
◯重量:4.5kg
◯耐荷重:総耐荷重16.5kg(中央上部3.5kg、翼部各1.5kg、中央下部各2kg)※パイプ1本あたり1kg
◯材質:ステンレス、ABS樹脂、ナイロン、塩化ビニル樹脂
◯完成品(キャスターのみお客様取付け)
◯キャスター4個(内2個ストッパー付き)
今回は、タオルに重点をおいて紹介しましたが、カットクロスやカラークロスも同じです。イスの背にかけて乾かすサロンもありますが、革が傷んだり、カビの原因になるのでご注意ください。
タオルもクロスも顔に近いところで使うので、お客さまは臭いを敏感に感じ取ります。大事なサロンのイメージを傷つけないよう、コツを押さえて効率よく洗濯しましょう。
編集部イチオシ
〇スレンカラータオル(ヘアカラー/ブリーチ用)
〇ワーカーズ 作業着専用洗い 本体 800ml
〇折りたたみ物干しスタンド