もとHKT48メンバーで現在はSNSフォロワー190万人を誇るインフルエンサー、ゆうこすさん。スキンケア、コスメ、カラコン、彼女がプロデュースし発信する商品が次々に完売するほど強い影響力を持っている。
そんなゆうこすさんが3年前から取り組んでいるのが「La protein(ラ プロテイン)」。マッチョな男性が飲むイメージが強いプロテインを、女性が気軽に日常に摂り入れられるよう、とことんこだわって開発したという。
今回ついに、サロン店販品としての販売がスタート! ゆうこすさんに「ラ プロテイン」の魅力を聞いた。
女性に毎日、気軽に美味しく
「昨日の夜は筋トレして少し走ったので“黒ゴマきな粉”を飲みました。豆乳でつくると相性抜群なんです。今朝は“ピーチ”、水に溶かしてガブガブと。朝食でよくやるのは、グラノーラにカットしたバナナをのせて牛乳をかけて、そこに“ミルクティー”を粉のまま振りかけて。ヨーグルトに“抹茶”を振りかけることもあります。簡単でめっちゃ美味しいから試してみてください」とゆうこすさん。
現在、「ラ プロテイン」は4つの味で展開されている。抹茶にミルクティー、ピーチ、黒ゴマきな粉。特筆すべきは、女性にうれしい成分がそれぞれ配合されていること。それも、けっこうしっかりした量だ。
プロテインだけじゃない!
「ラ プロテイン」のイチオシ成分
○抹茶味
マルチビタミン1/2日分
○ミルクティー味
鉄分と葉酸それぞれ1日分
○ピーチ味
4種の美容成分(アミノ酸100mg、食物繊維1.36g、ヒアルロン酸10mg、コラーゲンペプチド250mg)
○黒ゴマきな粉味
ミネラルとカルシウム
「肌の調子がわるいなーという日は美容成分の入った“ピーチ”にしよう、最近野菜が摂れてないなーと思ったらマルチビタミンの入った“抹茶”にしよう、生理が始まったら鉄分の摂れる“ミルクティー”にしよう。そんな風に気分やライフスタイルに合わせて取り入れてほしいです」
何より、女性が日常的に気軽に飲めるプロテインが商品開発のコンセプトだった。
「抹茶風味じゃなくて抹茶ラテみたいなプロテイン」
「そのためには美味しいことですよね。だからプロテインとして考えるのではなく、普通にカフェで出して美味しいと思ってもらえる味にしたかった。『美味しいから飲んでいる、それがたまたまプロテイン』というのが理想です」
だから味にはとことんこだわった。例えば抹茶は愛知・西尾の抹茶に行き着いた。どのフレーバーにどの成分を入れるか、成分の質や量によって味が変わるという。
「抹茶風味じゃイヤだった。抹茶そのものじゃないと。カフェで『抹茶ラテです』と出して『美味しい』と言ってもらえる味にするために、2年間、60回以上、試飲を繰り返しました。理科の実験のように、飲んでは口をゆすいで、また飲んで」と試行錯誤の日々を振り返る。
「もう少しコクが欲しいとか、黄桃じゃなくて白桃がいいとか・・・。これだけのこだわりは私がプロテイン業界に無知だったからできたことかもしれません」
「ラ プロテイン」の特徴であるWプロテインも試飲の結果だ。
最初は女性に必要とされるイソフラボンが含まれる大豆由来のソイプロテインだけで作ろうとしたが大豆特有の味がどうしても気になった。そこで牛乳由来のホエイプロテインと掛け合わせることに。結果、吸収がスムーズなホエイプロテインと満腹感が持続するソイプロテインは相乗効果をもたらした。
さらに、腸内環境を整えるスマート乳酸菌を40億個いれているのも女性にうれしい特徴だ。
プロテインを飲み慣れない人はタンパク質を消化しきれず腸内で悪玉菌が増えてしまうこともあるが、スマート乳酸菌は善玉菌を活性化しタンパク質の吸収を助ける働きを担うという。腸内環境が整ってくると免疫力や代謝をアップすることにもつながる。
忙しすぎる日々で気づいたインナービューティー
「21歳のころ、YouTubeで発信を始めたのですが、やればやるほど反応が返ってくるのがうれしくて、どんどん楽しくなって。企画も自分でやるし、動画編集もやるし、コメントも返すし。さらに雑誌の撮影とかも行くので睡眠時間は3時間ぐらいでした」
もう本当に忙しくなってしまったというゆうこすさん。「それでも頑張っている自分が好きだったのですが、肌荒れはひどいし、生理も止まって、ちょっとウツ状態になってしまいました」。
このままじゃいけない!と健康的な生活に切り変えるべく、会社組織にして社員を雇って時間をつくり、内側からキレイになるインナービューティーを意識した。タンパク質の重要性を知り、プロテインも飲んでみた。けれど続けたいと思うものがなく自分でつくることに。それが「ラ プロテイン」の始まりだ。以来、試行錯誤2年、商品化されて3年。
プロテインを飲むようになって変わりましたか、と聞いてみた。
「それはもう明らかに。その頃は、ニキビが頬の片方で20個ぐらいある肌が荒れていて。だから当時はファンデーションを厚く塗って隠す『施工』メイクでした。でも内側から美しい肌になれば、抜け感のある『デコレーション』メイクでだいじょうぶ。今はメイクがますます楽しくなりました」
髪のツヤもまるで違う、潤い重視で内外からのケアを大切にしているという。「表参道のNOOS(ノス)に通っているのですが、担当の根本慎太郎さんは潤い重視でトリートメントにこだわっている美容師さん。サロンとしてもトリートメントでカミカリスマのグレートインフィニティを受賞したそうです。根本さんはドライヤーの使い方ひとつをとっても髪の潤いを考えてくれるので信頼しているんです」。
ジェルネイルをやると薄くなるのが悩みだったという爪も元気になったそう。「肌も髪も爪もキレイになった、というか健康になりました。まさにインナービューティーです」。
「忙しいサロンのかたに飲んでほしい」
それにね、とゆうこすさんは穏やかに続ける。
「心も前向きに明るくなりました。ウツ状態だったのが嘘みたいです。毎日、ハッピーに生きています。自由な時間があって、心も体も健康でこそ、クリエイターとして新しい発想が生まれる。生きるうえで一番大事なものは健康だなって気づいたことは財産かもしれません」
プロテインというと筋トレに励むマッチョな男性が飲むイメージもあるが、もっと誰でも日常的に「美味しい」と飲む、美味しいからと飲んでいるうちに心も体も健康になって毎日がハッピーになる。それが「ラ プロテイン」が本当に提案したいこと。
だから、運動しない人、プロテインを飲んだことがない人にも試してほしい。以前の自分のように、疲れている人や免疫力が落ちている人にこそ試してほしいと、ゆうこすさんは思う。
「今回、美容サロンでも『ラ プロテイン』の販売が始まりました。サロンのお客さまもですが、サロンで働くかたにもぜひ試していただきたいです」とゆうこすさんは話す。
「ずっと立ち仕事で食事もゆっくりできない、そんな時もササッと飲めるのが『ラ プロテイン』です。気軽に飲んでいただきたいので、水で溶かして美味しいようにつくっています。だからペットボトルの水に溶かして飲むだけ、それなら簡単でしょう?」
そう、「ラ プロテイン」の個包装には開封口が2つ、ペットボトル口と、シェイカー口がある。そんなパッケージの細部にまで、ゆうこすさんの「いつでも、どこでも、気軽に」という思いが込められている。
「かわいいだけのデザインじゃなくて、新しい習慣を提案するためのデザインです。この商品をなぜつくりたかったのか。どんな人にどんなふうに飲んでほしいのか。何度も何度も深掘りして考えてつくったから、自信作なんです」
インフルエンサーであり、ヒットメーカーでもあるゆうこすさんが、自分がほしいプロテインにこだわってつくりあげた自信作の「ラ プロテイン」。忙しい美容師やエステティシャン、ネイリストの毎日に、そしてサロンの店販に。サロン流通のスタートで新たなファンが増えそうだ。
編集/大徳明子 文/小林美香 撮影/漆戸美保