男性の美容室1回あたりの利用金額(=客単価)は、調査開始以来、伸び続けています。(ホットペッパービューティーアカデミーでは、2018年より15~69歳男性を6600サンプルで聴取)
2023年は過去最高値を更新する4658円。カット以外のメニュー(パーマ、カラー、トリートメント、ヘッドスパなど)を利用する男性が増えることによって、利用金額が増加していることがうかがえます。
メニューの中でも注目は「パーマ」。「パーマ利用率」(美容室利用者のうち、1年以内にパーマを利用した比率)は、2021年から3年連続で上昇。なお女性の美容室の利用者におけるパーマ利用率は8.6%(2023年)で女性の利用を大きく上回る結果に!
職場での服飾のカジュアル化や、リモートワークの併用、ジェンダーレスの潮流によって、職場での男性のヘアスタイルや髪色も自由度があがってきているように感じます。
「HOT PEPPER Beauty AWARD」(ユーザーに支持されたスタイル・サロンを表彰する日本最大級のアワード)でも2023年の「ベストスタイル部門(※)」のメンズ部門上位20位の中にもパーマスタイルが多数ランクインしています。
→ HOT PEPPER Beauty AWARDベストスタイル部門[メンズ]TOP20はこちら
※ベストスタイル部門
全国の『ホットペッパービューティー』掲載スタイリストから、ヘアスタイルコンテストに応募された4万点超ものスタイルの中からインターネット調査などにより、最終ノミネート作品を選出。そこから数十万票のユーザー投票で、レディース・メンズ部門ごとにTOP20を決定。
年代別にみると、パーマ利用が最も多いのは20代の21.1%で、5人に1人以上はパーマを利用している結果に。パーマもデザイン性の高いものから、ビジネスシーンにも利用できるナチュラルなデザインまで多様化しています。
髪が「うまくまとまりにくい」「ボリュームが気になる」といった髪の悩みを解決する手段として利用している人も多いようです。
20代の次に多いのは、30代。職場での男性のヘアスタイルも自由度があがってきているように感じます。
朝の忙しい時間にもカンタンにまとまりがつくのもパーマスタイルの魅力。今後は30代にも利用が広がっていきそうですね。
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