リクルートMUFGビジネスの「コインプラス」、全国のローソンで利用可能に

手数料を0.99%に抑え、ホットペッパービューティーやAir WALLET（エアウォレット）で利用できる決済ブランド「COIN＋（コインプラス）」。

リクルートMUFGビジネスは2023年6月20日、全国のローソンで利用できるようになったと発表した。

約30の金融機関と連携

美容サロンには、ホットペッパービューティー経由で2022年10月より順次導入されているコインプラス。リクルートと三菱UFJ銀行の共同出資会社であるリクルートMUFGビジネス（RMB）が運営している。

お客さまが美容室で使う場合は、まず事前準備として、ホットペッパービューティーまたはエアウォレットのアプリをスマートフォンにダウンロードする。

別途、コインプラスのアカウントを作成しておき、アプリからコインプラスのチャージボタンを押して、銀行などの口座からお金をチャージする。ここで選べる金融機関は30ほどに上り、主要な銀行や大手信金はほぼ網羅している。

連携する金融機関口座を増やすのは「エアウォレットを“生活口座”として利用してほしい」と考えているためだ。

エアウォレットは、コインプラスを利用してチャージ・支払い・送金・出金がすべて無料でできるアプリ。

複数の銀行口座を使い分ける人が多いなか、エアウォレットで送金すれば、手数料をかけずに自身名義の口座間でお金を移動できる。また、友人・家族との送金や受け取りもアプリ間なら手数料がかからない。

コンビニエンスストアでの導入は、今回のローソンが初めて。「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」を含む全国の「ローソン」店舗でコインプラスが利用できるようになった。

有人レジ、セルフレジのどちらにも対応。エアウォレットからコインプラスのバーコードを表示して支払う。

コインプラスを使える場所が増えることで、より身近な存在になることが期待される。

ローソンでの利用開始にともない、7月11日～31日の期間、キャンペーンを実施する。

コインプラスを利用してローソンで決済した金額の20%分をプレゼントするというもの。受け取れるPontaポイントは上限1000ポイント。リクルートIDでキャンペーンにエントリーし、エアウォレットをダウンロードしたうえで決済することが条件。

また期間中、新たにコインプラスのアカウントを作成して本人確認を完了した人には2000Pontaポイントを付与する。新規ユーザーの獲得が進みそうだ。

コインプラスで決済ができる店は、美容サロンや飲食店、スーパーマーケット、ドラッグストアなど全国20万店舗に上る。今後も導入先を増やしていくといい、日常的に使える決済ブランドとしてキャッシュレス推進を目指している。

文／大徳明子