ヘンケルグループは2023年7月1日より、リーダーシップチームを一新する。
資生堂プロフェッショナル日本事業代表の朝妻久恵氏は、6月末で退任。
後任はヘンケルジャパン コンシューマーブランド代表のピーター・リグビー氏で、現職と兼務する。
昨年の売却後、本社を同拠点に
これまでの経緯としては、2022年2月に、資生堂がプロフェッショナル事業をドイツのヘンケル社に売却すると発表(譲渡価額は123億円)。
7月に譲渡が完了し、10月には、資生堂プロフェッショナルの本社がヘンケルジャパン、シュワルツコフ プロフェッショナルの本社が入っている東京・品川のスフィアタワー天王洲へ移された。
シュワルツコフ・資生堂プロフェッショナル兼務で効率化か
今後の予定としては、2023年6月30日付で、資生堂プロフェッショナル株式会社 日本事業代表の朝妻久恵氏が退任する。
後任には、ピーター・リグビー氏が7月1日付で就任し、ヘンケルジャパン株式会社 コンシューマーブランド代表と兼務であたる。
ヘンケルグループの新体制は、以下の通り。
▽ヘンケルジャパン株式会社 コンシューマーブランド代表 兼 シュワルツコフプロフェッショナル・資生堂プロフェッショナル株式会社 日本事業代表 ピーター・リグビー
▽シュワルツコフプロフェッショナル・資生堂プロフェッショナル 東日本営業部長 笹瀬寛仁
▽シュワルツコフプロフェッショナル・資生堂プロフェッショナル 西日本営業部長 鎌田雄嗣
▽シュワルツコフプロフェッショナル・資生堂プロフェッショナル マーケティング部長 井原和之
=敬称略=
譲渡完了から1年が経つタイミングで、ヘンケルグループは新体制へと移行する。
事業の代表者以下、東日本と西日本の営業部長、マーケティング部長のいずれも、シュワルツコフプロフェッショナルと資生堂プロフェッショナルに兼務で当たるため、シナジー効果が見込めそうだ。
文/大徳明子