日本毛髪工業協同組合の元理事長であり、アデランス創業者で現会長の根本信男氏が、令和5年春の勲章において「旭日小綬章」を受章した。
経産省の推薦で受章
2023年4月29日付で発令された「令和5年春の叙勲」。経済産業省からの推薦で、根本信男氏(82歳。元・日本毛髪工業協同組合理事長、アデランス代表取締役会長 ファウンダー)が「旭日小綬章」受章の栄誉に浴した。
旭日章は、社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた人を表彰する勲章。なお根本氏は、平成15年(2003年)秋の褒章で藍綬褒章を受章している。
毛髪工理事長、アデランス創業者として広く貢献
日本毛髪工業協同組合は、和洋のかつら、付け毛、まつげの増毛や育毛を製造・販売の事業者による組合。
1966年(昭和41年)に任意団体の日本輸出かつら振興協会として設立され、翌年に非営利法人社団法人となり、1970年に日本かつら工業組合へ改組、2012年に日本かつら工業協同組合へ名称変更した。2013年に一般社団法人日本毛髪業協会と統合して日本毛髪工業協同組合となり、現在に至る。
根本氏は4代目理事長として、毛髪業界の健全な発展と消費者の社会生活への貢献に努めた。
また、アデランスをグローバル企業へと成長させ、事業を通じて毛髪業界全体の発展や技術革新に寄与したことに加え、積極的な社会貢献・地域支援活動への取り組み等が評価され、今回の受章に至ったという。
受章に寄せて(根本信男氏コメント)
この度は、「旭日小綬章」という身に余る栄誉をいただき大変光栄に存じます。
これもひとえに、毛髪業界をはじめとする関係団体の皆様や日頃からご愛顧をいただいておりますお客さま、当グループ従業員など、皆さまのご支援ご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
当社は2023年をもって創業55周年を迎えますが、創業当初からの理念「世界のブランド アデランス」を目指し、これからも毛髪業界ひいては社会全体の発展に尽力してまいります。
根本 信男
株式会社アデランス 代表取締役会長 ファウンダー
NEMOTO NOBUO/1940年7月15日生まれ。1968年にアデランスを創業。1970年、株式会社アデランス 代表取締役社長に就任。1987年に取締役最高顧問、1995年に代表取締役会長、2000年に取締役最高顧問。その後、グループ企業の会長職等を歴任し、2011年に代表取締役会長兼社長。2018年5月から現任の代表取締役会長を務める。業界等においては、一般社団法人日本毛髪工業協同組合 理事長などを務め、2021年5月から同組合 理事相談役に就任。
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文/大徳明子