ヘアカラー専門店最大手の「fufu（フフ）」を運営するFast Beautyは、総額11億3000万円の資金調達を実施した。出店ペースを加速し、展開エリアを拡大する考えだ。
ファンド、きくや関連会社から資金調達
2023年4月20日の発表によると、11億3000万円の内訳は第三者割当増資が約7.3億円、複数の⾦融機関からの借⼊が4億円。
リードインベスターは、ベンチャーキャピタルが運営するファンドのDBJキャピタル投資事業有限責任組合で、そのほか、きくや美粧堂の関連会社であるMASSホールディングス、サロン専売品のOEMを手がける山田製薬などが株式引受先となっている。
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株式引受先
・DBJキャピタル株式会社「DBJキャピタル投資事業有限責任組合」
・KIRIN HEALTH INNOVATION FUND（KIRIN・GB投資事業有限責任組合）
・未来創造キャピタル株式会社「未来創造投資事業有限責任組合」（みずほリース株式会社CVC)
・株式会社QRインベストメント「QRファンド投資事業有限責任組合」
・横浜キャピタル株式会社「きぼう投資事業有限責任組合」
・山田製薬株式会社
・株式会社MASSホールディングス
・株式会社リンクアンドモチベーション
・エンジェル投資家の法人・個人
（順不同）
出店増と物販品の拡充へ
fufuは全国に118店舗を展開し、来店客数は累計300万人を超える（2023年4月現在）。
今回調達した資金は、まず出店費用、次に販売商品数の拡充に充てる計画だ。
「ハイクオリティ×リーズナブル」需要へのリーチ拡大
忙しい女性を中心に、fufuが得意とするクイックでリーズナブルなグレイカラーニーズが伸びているが、さらに「ハイクオリティ×リーズナブル」需要へのリーチ拡大を図る。
新規・既存エリアを問わず出店して店舗網を築き、お客さまの裾野を広げるという。
F2・F3層の悩みをNORAとサポート
またFast Beautyは、デザイナーズサロンを運営する株式会社NORA（東京都港区、代表取締役社⻑：広江⼀也）と業務提携している。
F2層（35〜49歳女性）、F3層（50歳以上の女性）が抱えるグレイカラーを中⼼としたヘアカラー・髪の悩みに向き合い、NORAと共に、トレンドの先端を⾏くサービスや商品を開発・提供に力を入れる。
