※データは複数回答
まずは大都市(人口が20万人以上)のデータです。
東京都23区(特別区)、大阪市、名古屋市、札幌市、仙台市、広島市、福岡市など合計110の市・および政令指定都市の行政区が該当します。
「現在使っているサロンを知ったきっかけ・情報源をお選びください」との問いへの答えは、「予約・口コミサイト」が1位で約半数が選んでいます。2位とも大きく差が開いていますね。
都市規模の大きい市区では、美容サロンの数(=競合)も多いため、予約サイトに掲載されているか? 一覧で他店と比べられたときに目をひくようなキャッチや写真があるか? 口コミの量と質がそろっているか?(投稿されているか? 評価は? スタッフの返信は? )などが集客に大きな影響を与えていると言ってもよいでしょう。
※データは複数回答
次に、中規模都市(人口10万人以上~20万人未満)です。
武蔵野市(東京都)、ひたちなか市(茨城県)、小田原市(神奈川県)、富士宮市(静岡県)、和泉市(大阪府)、米子市(鳥取県)など合計152の市が該当します。
1位から3位までのトップ3は、大都市と同じです。中規模都市でも1位の「予約・口コミサイト」が2位以下を大きく引き離しています。4位は「キーワード検索」、5位は「フリーペーパー」で、大都市と違う結果になっています。
4位以下のスコアは高くはないですが、大都市ではキュレーションメディアやSNSがトップ5にランクインするのに対して、「紙」のフリーペーパーが出てくるのも特徴的です。中規模都市はターミナル駅も多いため、駅に設置しているラック等でフリーペーパーを手に取る人も多いのでしょう。
※データは複数回答
小規模都市(人口1万人以上~10万人未満)のランキングです。
つがる市(青森県)、気仙沼市(宮城県)、牛久市(茨城県)、氷見市(富山県)、熱海市(静岡県)、長久手市(愛知県)、たつの市(兵庫県)、室戸市(高知県)、天草市(熊本県)、石垣市(沖縄県)など合計527の市が該当します。
小規模都市も、1位は「予約・口コミサイト」です。大都市・中規模都市に比べるとスコアは下がりますが、小規模都市でも「サロンを知るきっかけ」で最も影響力があることが分かります。
小規模都市の場合、友人・知人の「口コミ」の影響が大きいとよく言われます。確かに、2位の「友人・知人の口コミ・おススメを聞いて」は中規模都市や大都市に比べると高いです。ただし、「予約・口コミサイト」が上回っていることは注目したいですね。つまり小規模都市であっても、ネットでの情報発信や口コミの対応をしっかりしていく必要があるということです。
※データは複数回答
続いては、サロンの予約方法です。大都市では、1位は「ネット予約(スマホ)」です。2位も「ネット予約(パソコン)」と、ネット予約が約7割※に達します。 ※スマホとパソコンをユニークにした集計で68.9%
大都市の20~49歳女性においては、ネット予約が今やサロン予約のスタンダードと言ってよいでしょう。予約できなければ、他店に流れる可能性もなくはありません。
また、お客さまは来店前日や当日に予約をされることも多いです。このため、予約枠をできるだけ空けられるようにすることや、当日予約、直前予約にも対応できることが必要です。
※データは複数回答
中規模都市も大規模都市とほぼ同じ傾向で、ネット予約が大きなシェアを占めています。
大都市に比べると、スマホよりもパソコン経由で予約されるお客さまがやや多いです。この点は小規模都市のデータとあわせて解説します。
※データは複数回答
小規模都市は、大都市や中規模都市と比べて「電話をして予約」のスコアは高めですが、1位「ネット予約(スマホ)」、2位「ネット予約(パソコン)」とネット予約が上位を占めました。
中規模都市と同じく、小規模都市はパソコンからの予約比率が高めです。大都市よりも大画面で情報検索して予約される方が多い傾向にあるため、メニューや予約に紐づいたクーポンなどもじっくりと見られる方が多いかもしれませんね! クーポン内容やメニューのこだわりが他店との差別化にもつながっていきそうです。
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