── グレイカラーを使わず、細かいハイライトをたくさん入れることで白髪を目立たなくする「脱白髪染め」「脱白髪染めハイライト」という言葉がSNSで話題ですね。シュワルツコフさん側からはどのようなアクションを起こされたのでしょうか。
もともと「脱白髪染め」「脱白髪染めハイライト」を提唱されていた美容師さんがいらっしゃいました。その方がファイバープレックスのブリーチを使ってくださっていることを知り、「一緒にムーブメントを起こしましょう!」という感じでお声かけしました。
シュワルツコフでは「ブリーチを日本の当たり前にしたい」というミッションを掲げているので、たくさんの方にブリーチオンカラーを楽しんでほしい。グレイヘアのお客さまに対してブリーチを提案できるのは、ブリーチの裾野が広がる素晴らしい案だと感じました。
── グレイヘアのお客さまを獲得したことによって、さらに市場が伸びた感じはありましたか?
脱白髪染めという言葉が認知され始めたのは2020年末くらいからですが、ファイバープレックスが2017年発売から4、5年経った今でも2桁成長を続けられているのは、やはりブリーチをされるお客さま自体が増えているからだと思います。
── 今までカラーをしていなかった層にアプローチしているから、成長できているということですよね。
── 新商品のボンド カラーの特徴はどこでしょうか?
まずファイバープレックスといえば、毛髪を「保護・強化」する独自のファイバーボンドテクノロジーを搭載していることが一番の特徴です。これまで1剤にしか入っていなかった「ジカルボン酸」を2剤にも入れ、「Wファイバーボンドテクノロジー」搭載となりました。今まで以上に毛髪のダメージを気にせず、カラーを楽しんでいただけるよう研究開発したカラー剤です。
もう1つ目玉になっているのが、ブリーチオンカラー専用のシェードに使用できるジェルデベロッパーを同時発売しました。
── デベロッパーがジェル状になっているということですか?
はい。通常はクリームタイプだと思いますが、ボンド ジェル デベロッパーは透明のジェルタイプになっています。ブリーチ毛、特にアフターブリーチのオンカラーって、コーミングでの引っ掛かりがすごく気になると思うんです。
コーミングのストレスは髪のダメージにもつながるので、そこを解決する商品になっています。美容師さんは新しいものや変わったものに敏感なので、サンプル配布の時点でずいぶん話題になっています。
ジェルにはコーミングで髪が引っかからないだけではなく、塗布時間が短くなるという利点もあります。サロンでブリーチをしてオンカラーとなると、お客さまのサロン滞在時間が長時間になるので、せめてカラー剤の塗布の時間を減らすお手伝いをしたい、と。そういった形でサロンワークにも貢献できるのではないかと思いました。
── カラー剤の評判はいかがですか?
先日美容師さんがオンラインセミナーをしてくださったのですが、その時「髪にダメージ差があると、トップの方は綺麗に色が入るけれど、洗うと毛先は抜けてしまうことがある。ボンド カラーはトップも毛先もめちゃくちゃきれいに入りました」と言ってくださいました。その時はコーラルブロンドとピンクブロンドを使ってくださいましたが本当にきれいに仕上がっていました。
── ところで、今回のイメージビジュアルは日本を代表する写真家で映画監督でもある蜷川実花さんが担当されたとのことです。撮影はどのような感じだったのですか?
これまでの経験上、肉眼で見たそのままの色を写真で表現してもらうのってすごく難しいと感じていました。けれども、蜷川さんは見たままの色を一発で出してくださり感激しました。今回、背景にカラフルな花をつかっているため、一番見せたい髪色が背景に負けてしまうのではないかと思ったのですが、そんなことは全くなく、髪色に関する部分はほとんどレタッチなしで進行することができ、自分でもビックリでした。
ブランドムービーでも撮影の様子を切り取っていますので、ぜひチェックしてほしいです。そして何より、このカラー剤の発色の美しさを、みなさんに感じていただきたいです。
▽公式サイト=ファイバープレックス ボンド カラー
▽インスタグラム=@fibreplex_color
■ ファイバープレックス ボンド カラー
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取材・編集/大徳明子、佐藤友美 文/藍沢美香 撮影/久保寺誠
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