大ゴマで出展していたのが、一丸ファルコス。化粧品原料・健康食品原料の会社として知られているが、ヘアケア素材「ヘマチン」の研究・開発を40年以上続けてきた。
「ヘマチン」を主成分とする「グロスフィリンP」は一丸ファルコスによる命名。美容素材として使われている「ヘマチン」の多くが一丸ファルコスのものだ。
「グロスフィリンP」は、パーマやブリーチによってダメージを受けた毛髪を補修し、光沢のある豊かな髪に仕上げてくれる機能性ヘアケア原料。30年以上の販売実績を誇り、サロンはもちろん、近年はホームユースも増えているという。動物の血液中に含まれるヘモグロビンより製造されるため、シャンプーも「漆黒」なのが特徴だ。
佐藤さんが普段サロンで使用しているシャンプーとトリートメントにも一丸ファルコスのヘマチンが配合されているとのこと。使用感は「とってもいいです」と佐藤さん。
知らない間にいつの間にかヘマチンが配合されているヘアケア製品を使っている人も多いはず。一丸ファルコスは今後、さらにヘマチンの知名度を上げていきたいという。
ヘアケアEXPOをまわり、佐藤さんは特に、製品として販売する前の原液や素材、研究開発の過程などを見たり、知ったりすることができたことが印象に残ったという。「新しい技術を知ることで、髪について悩んでいるお客さまと“未来は明るい”ことを共有できると思います。お客様の悩みを解決できる製品がすぐに見つかるのもいいですね」。
また「ヘアケアに特化しているので、サロンで働く理美容師さんもディーラーさんも絶対に来たほうがいいと思います」とおすすめしていた。
(第4回に続く)
取材・編集/大徳明子・杉野碧 取材・文/大山くまお 撮影/浅野杏子
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