2023年1月11日から13日までの3日間、ヘアケア製品に特化した展示会「ヘアケアEXPO」(主催:RX Japan)が、東京ビッグサイトで初開催されました。
ビュートピアでは、現役美容師さん4名と展示会に潜入! 4回にわたって、全力レポートをお届けします。
第1回は会期初日、CHAINON(シェノン)のルーキーとの呼び声高いチョン・テインさんと編集部の取材レポート。日韓の美容師免許を持つチョンさんは、どんなところに注目したのでしょうか?
目次
6つの専門展が同時開催
化粧品・美容医療分野で日本最大級の展示会「COSME Week TOKYO(コスメウィーク東京)」。化粧品メーカーや商社など574社が出展し、3日間で2万9500人が来場した。
「ヘアケアEXPO」は、「化粧品開発展」「国際化粧品展」「美容・健康食品EXPO(通称インナービューティEXPO)」「エステ・美容医療EXPO(通称エステックジャパン)」「化粧品マーケティングEXPO」の既存の5つの専門展と同時開催。ヘアケアEXPOには、初開催ながら約50社が出展し、にぎわいを見せた。
日韓の美容師資格を持つ次世代ルーキー チョン・テインさん
チョン・テインさん
CHAINONエンターテイメント アシスタント
高校卒業後、韓国から来日し、ハリウッド美容専門学校、ハリウッド大学院大学を卒業。日本と韓国、両方の美容師免許を持つ。2023年2月よりCHAINONエンターテイメント入社。夢は「美容師でアジア制覇!」
①女性向けヘアケア商品に力を入れるアートネイチャー
髪の悩みに向き合い半世紀以上
まず向かったのはアートネイチャーのブース。ウィッグや増毛の印象が強いが、ブースでは幅広いラインナップのヘアケア商品を展開。50年以上、髪の悩みを解決する商品を開発してきたアートネイチャーらしい商品が並ぶ。
24時間で3億円を売り上げた大ヒット商品
「ヘアトリートメントが気になる」というチョンさんがすすめられたのは、女性向け白髪用ヘアカラートリートメント「LABOMO(ラボモ)」。「3分で染まる」という早染めが特徴だ。一方、白髪を染めるカラーシャンプー・カラーコンディショナー「iiRo(イーロ)」の特徴は、「汚れを取りながら髪を染める」というもの。どちらも髪と地肌をケアをしながら、自宅で手軽にカラーリングができる。
サロンで実際に使用する立場から「頭皮に使う商品は成分が気になる」と言うチョンさん。テレビ通販番組にも出演するアートネイチャーの矢島和子さんによると、髪と頭皮の両方をケアする美容保湿成分が20種類以上入っているとのこと。
また、ロングセラーの瞬間増毛&白髪隠し用パウダー「アートミクロン モアモアプラス」は、通販番組で紹介したところ、24時間で3億円を売り上げたこともあるという大ヒット商品。チョンさんもアートネイチャーがつちかってきた技術と製品力に、驚いていた。
②女性の美髪を応援するネクストイノベーション
“美髪テクノロジー”から生まれた美容機器
続いて向かったのは、新発想・新感覚の美髪テクノロジー「S-AQUA(サイエンスアクア)」を展開するネクストイノベーション。ここでは、毎日使いながらヘアケアできるドライヤーやアイロンなどが展示されていた。
新発想のブラシ型アイロン
昨年12月に発売されたばかりの「Twin(ツイン)」は、両プレートがブラシ型になっている新発想のアイロン。髪をはさんでとかすだけでスタイリングができるので、アイロンが苦手な人でもわずかな時間で簡単に、外ハネボブや前髪を作ることができる。髪を高温でプレスしないため、髪へのダメージも少ない。
「お客様の髪を傷めないように、ドライヤーやアイロンが気になるようになった」というチョンさんも興味津々だった。