ウエラ プロフェッショナルは2023年1月26日、今年の方針説明会をオンラインで開催した。
「サロン様と共にカラーフォロワーを創り、育てる」をテーマに、昨年から始動した“カラーフォロワー”の取り組みを強化する。
目次
イルミナ・コレストン・システム好調で前年比4%成長
開会の挨拶でステファン・ガー代表執行役社長は「2022年は前年から4%の成長を遂げた」と明らかにした。特に「イルミナカラー」「コレストン パーフェクト+」「システム プロフェッショナル」の3ブランドが大きく伸長したという。
アジアパシフィック プレジデントも務めるステファン・ガー社長は「アジアパシフィック地域全体でも大きな成長があった。日本への投資を続け、日本をインスピレーションの拠点とし、製品開発を行い、アジアパシフィックでも展開していく」と述べた。
「カラーフォロワーを創り、育てる」
2023年の方針は、名倉愛副代表から発表された。
取組テーマは「サロン様と共にカラーフォロワーを創り、育てる」。昨年から始動した“カラーフォロワー”の取り組みを加速させる。
ウエラの“カラーフォロワー”とは、プレミアムカラーやデザインカラーを楽しむ消費者のこと。プレミアムカラーは「イルミナカラー」のようにブランド名でメニュー設定が可能なカラーを指す。
ウエラによると、カラーフォロワーのサロン定着率は、同年代のサロン利用者よりも高いという。
製品とラーニング(学び)の場を充実させることで、サロンのカラーフォロワーづくりをサポートする。また、ブランド認知向上にも力を入れ、サロンがお客さまにアプローチしやすい環境を支援する構えだ。
“得意領域”を高める新製品
ヘアケアブランド「システム プロフェッショナル」をベースにしながら、新製品を含めた製品展開で、特にニーズの高い3つの“得意領域”を高めていく。
コレストンから最新韓国カラーのコラボ企画
「ハイトーンカラー」は今春、コレストン パーフェクト+のコラボ企画がスタートする。
「最新韓国カラーコレクション」として、韓国の人気サロンHAUM(ハウム)のハヌン氏とALBUMの深町隼輔氏とJULIAN氏がコラボレーション。サロンワークで使える韓国カラーのツールを作成しているという。
また、秋にはハイリフトとケアを両立した新しいブリーチ「ブロンダープレックス H」を発売する。
イルミナのL.A.コレクション
「透明感カラー」は、2023年4月にイルミナカラーから新色3シェードが発売される。
「L.A.がくれた、軽やかな光色」をテーマに、「イルミナ マリン(アクアグリーン)」「イルミナ ビーチ(サンドベージュ)」「イルミナ サンセット(ミルキーピンク)」の3色をリリース。
開発には、人気サロンのSHIMAが協力した。方針説明会で行われたゲストトークセッションでは、SHIMA代表取締役社長の嶋香緒里氏が登壇。カラー市場のトレンドを分析しながら「春夏、人気の色になると思う」と語った。
“脱・白髪染め”のコレストン新色
「オトナカラー」をかなえるアイテムは、秋にコレストンパーフェクト+から新色が発売される。
根元のぼかしからオンカラーまで幅広く対応し、ニーズの高い“脱・白髪染め”を実現する。
ラーニングや認知向上にも注力
また、ラーニング(学び)の環境づくりは、オンラインとオフラインの両方で教育プログラムの充実を図る。毎年恒例のウエラ トレンドビジョンアワードは、今年は新たにサロンスタイルを競う「リアルスタイルアワード」を設け、既存の「クリエイティブアワード」と2部門で実施される。
認知向上施策は、デジタルプラットフォームによる広告展開や、スタイリストと協働したインフルエンサーマーケティングをさらに強化。消費者とスタイリストの双方に、情報を発信していく。
最後は、長島好秀副代表が登場。「ウエラプロミスのもと、高価値提案を続ける。カラー、ケアにフォーカスし、サポートしていく」と力強く締めくくった。
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文/大徳明子、杉野碧