業界大手のミルボンとパナソニックがタッグを組み、高級ヘアドライヤーを共同開発した。
2023年4月11日より、美容液を噴霧しながら髪を乾かすヘアドライヤー「ELMISTA(エルミスタ)」(税込55,000円)をミルボン取り扱いサロンやECサイト「milbon:ID」で発売する。
オージュア&ミルボンを噴霧
「エルミスタ」は、髪を乾かしながら美容液を髪全体に噴霧することができるヘアドライヤー。
エアコンク(美容液の入った交換式カートリッジ)を本体にセットし、美容液を微細化して噴霧する。
エアコンク(各9ml/税込3,300円)を取り替えるだけで、髪質や悩みに合わせたヘアケアができる。エアコンクは、ミルボンのプレミアムブランド「Aujua(オージュア)」3ラインと「milbon(ミルボン)」2ラインをそろえる。
なお、エアコンクを本体にセットするためには、「交換用 エアコンク インジェクター」(税込2,200円)が必要。毎日使用した場合、年1回の交換が目安となる。
ドライヤー市場は100億円超
現在、さまざまメーカーから発売される高級ドライヤー。ミルボンの調査によると、美容室で販売されているドライヤーは、台数、販売高ともに増加し続け、2021年の市場規模は100億円以上に及ぶという。
販売台数 | 金額(百万円) | |
2019年 | 859,000 | 7,870 |
2020年 | 864,000 | 9,040 |
2021年(見込み) | 899,000 | 10,100 |
そんな中、ミルボンが持つ製剤化技術の応用とパナソニックが美容家電を通じてつちかってきた独自の技術力を持ち寄り、新たなドライヤーの共同開発にいたった。
高性能の独自技術を搭載
独自開発された超小型のマイクロチューブポンプにより、目に見えないほどの細かなミストが髪へ美容液を届ける「エアリーミスト技術」や高回転の小型ブラシレスモーターが面で直進する強い風を生み出す「エアコーム技術」などを搭載している。
エルミスタは、「オージュア」と「ミルボン」の取り扱いサロンとECサイト「milbon:ID」で4月から発売予定。
存在感を放つ店販アイテムとなりそうだ。
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編集・文/杉野碧 文/大江きさき