一般社団法人日本美容サロン協議会(JABS)では、美容業界の課題をヒアリングするアンケートを実施している。
質問は、高卒の採用や実務実習制度、管理美容師などについて。回答期限は、2023年1月27日(金)まで。
アンケート結果をもとに、国や行政と、業界の課題を解決するための対話を行うとしている。
2023.01.27更新(2023.01.23公開)
※アンケート回答の最終日につき再掲
国に現場の声を
日本美容サロン協議会(JABS)は、美容室チェーンの経営者が理事に顔をそろえ、国に声を届けるべくロビー活動に注力している。
昨年開かれた厚生労働省の「美容師の養成のあり方に関する検討会」では、副理事長の岩田卓郎氏(株式会社エアーエンターテイメント代表取締役社長)がメンバーとなり、現場の声を届けてきた。
高卒の採用、実務実習制度、管理美容師などについて
2022年12月27日から開始した今回のアンケートでは、10月のアンケートをもとにより具体的な課題をヒアリングしている。
設問は、8問。内容は、高卒の採用や実務実習制度、管理美容師などについてとなっている。
「美容師の養成のあり方に関する検討会」では参考資料に
昨年の「美容師の養成のあり方に関する検討会」では、JABSのアンケート結果が参考資料として扱われ、美容師国家試験の実技に、「まつ毛エクステンション」を導入し、「オールウェーブ」については整理を検討するという方針が決まった。
昨年10月のアンケートは、「皆様から回答いただきましたデータをもとに、JABSは国や行政と対話しながら、美容業界の課題や働く方のお悩みなど解決を目指して活動していきたい」として実施された。
今回のアンケートでは、「より具体的な課題感をお聞きできれば」としている。国に現場の声を届ける大事な機会となりそうだ。
文/杉野碧