チョキチョキ切っても切れないもの――それは「人と人との未来」ですね。
私の美容室に通ってくださるお客さんの中には、転勤などの理由でどうしても通えなくなってしまう方もいます。でも、距離が離れたとしても、「希世美さんに切ってもらいたい」と思い出してもらえる存在になりたいです。
ハサミってしっかり研いで大切に扱っていれば、指をスパッと切ったとしても傷口がすぐに塞がるんです。逆に適当に扱っていれば、傷口はずーっと開いたままです。
だから、ハサミ(美容師として仕事への情熱を持ち続けること)を大切にしていれば、傷口(お客さんと離れてしまった状態)はきちんと塞がる。つまり、必ずまたどこかで出会える未来があると考えているんです。
……この質問、美容師にくさいこと言わせようとしてますよね 笑
ここで粋なことを言わなきゃいけないのかと思って、頑張ってハサミで例えましたよ!
ああ、恥ずかしいなぁ!
マイベストの忌野清志郎曲といえばRCサクセション時代の「ラプソディー」。1980年代の作品で、このころの清志郎さんの声とビジュアルがたまらなく好きです。
こちらも清志郎さんの曲です。亡くなる直前のライブ「完全復活祭」を観に行ったんですけど、滝のように汗を流しながら飛び跳ねて「JUMP」を歌っている姿が印象的でした。今でもこの曲を聴くと、その光景が目に浮かびます。
モチベーションが下がりがちな時に、この曲を聴くとやる気が湧いてきます!
やる気がないのにやらなくていい、今日よりマシな日に動く! そんなことを教えてくれた曲が「ねる日」です。「辛いよね、でも頑張ろう」と励ますのではなく、「辛いならゆっくりしなさい」と潔い感じが、気持ちを楽にしてくれます。
こういう熱い曲を人に押し付けるのは苦手なんですが……。ウルフルズの「ガッツだぜ」かな。
鉄板の応援曲ですよね! カラオケの定番曲でもあり、幅広い世代の方が歌えるのも良いと思います。
希世美さんの「やりたいことに対しての推進力」に圧倒されました。
目標を達成するために「これが必要で、そのためにこう行動して……」と、何気なく語ってくださるのですが、自分の軸をぶらさずに行動することは、膨大なパワーが必要だと思うのです。言うは易く行うは難し……。
取材を通してエネルギーをいただきました!いつも前向きな希世美さんを見習って、私も毎日ポジティブな気持ちで行動していきたいと思います。
missato
Jobシンガー
missato(みさと)/実際に現場を見学し、時にはいっしょに作業を体験し、自分でインタビューを行って、働く人に寄りそった曲をつくり歌う「Jobシンガー」。14歳からシンガーソングライターとして作詞作曲を始め、2年間の社会人生活を経て音楽活動に専念する。2017年に自主製作のミニアルバム「Pioneer」を発売。Jobシンガーとして活動を始める。2020年にJobシンガーとしてのファーストアルバム「Joba#1」を発表。2021年より株式会社SAYプロモーションに所属。職業ソングアルバム「Job#2」をリリースする。
missato
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→ 公式サイト:missato.com
→ 連絡先(ライブ予約、職業ソング作成依頼):contact
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取材・文/missato(Jobシンガー) 撮影・編集/杉野碧