サロンのWEB集客でいまや欠かせないGoogleマップ。
Googleマップの上位表示対策サービスを提供する「サロンMEO」は2023年1月17日、無料セミナーをオンラインで開催した。
目次
「近くのサロン」をGoogleで検索
講師を務めたのは、MEOサービスに精通する坂下大地氏と小金澤彬氏。
まずは、坂下氏がMEO対策の必要性を説明した。
「流入経路を増やすと、PV数や予約数が増える。美容業界において、Googleマップは無視できない存在になっている」と重要性を説く。
ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかがわかるツール「Googleトレンド」で美容業界の検索されているワードを調べると、「ここから近くの美容室」「近くのエステサロン」「近くのネイルサロン」が上位に入る。Google検索から、利用サロンを探すユーザーが多いことがわかる。
スマートフォンの普及でMEO対策がより重要に
続いて、小金澤氏が具体的なMEO対策について解説した。
MEO対策とは、地図検索での上位を目指すこと。Googleで「地域名+業種(美容室・エステなど)」で検索を行うと、検索の上位にGoogleマップが表示される。その中に代表3店舗が表示される枠があり、ここに表示させる対策のことを指す。
スマートフォンの普及により、Googleマップでサロンが表示された後ユーザーがWEBサイトを訪れたり、経路案内を調べたり、電話をかける行動数は年々増加しているといい、MEO対策の必要性を改めて強調した。
重要な3つの軸
具体的には、Googleマップを用いた集客では、3つの軸が重要になる。
①必要最低限の情報
②閲覧数の増加
③予約率の増加
①必要最低限の情報
ページを見てくれたユーザーに対して、必要な情報を日々更新していく必要がある。ほとんどのユーザーは美容系の利用店舗を決めるとき、文字ではなく視覚から決めることが多い。そのため、写真がまったく掲載されていなかったり、最新の情報が更新されていなかったりすると離脱につながってしまう。
ホームページに書いてあるような営業時間などの基本情報や写真を、Googleビジネスアカウントで最新情報に更新することが重要になる。
②閲覧数の増加
さまざまな検索ワードで店舗情報を上位表示させ、新規ユーザーからの閲覧を獲得することが大事だ。
「エリア+目的(美容室・エステなど)」といった間接キーワードで、上位表示をさせる必要がある。上位表示は簡単ではないが、Googleのロジックを把握すれば、掲載順位を上げることができる。
③予約率の増加
閲覧してくれたユーザーに店舗を気に入ってもらうために、アカウントの質を上げることが大切になる。
残念ながらそのための明確な方法はないが、ポイントは2つあるという。
1つ目は最適なキーワードで上位表示ができているか。「縮毛矯正」というキーワードで流入数が多いサロンなら、「美容院」で上位表示を狙うのではなく、「縮毛矯正」で上げていく方が効率がよい。
2つ目は、口コミの評価。口コミの評価と数は、利用者のアクションに結びつく。口コミ数を増やすには、POPをつくったり、口コミをしてくれた人に特典をつけるなどひと工夫が必要だ。
Googleマイビジネスの定期的な更新を
実は、検索順位を上げるための要因のうち、自身が対策できる施策はGoogleマイビジネスのプロフィールを充実させることぐらいで全体の25%にとどまるという。それ以外の施策を個人で行うことは現状難しいが、アカウント内でできることはすべてやるべきだ。
プロフィールで操作できる項目は20個。その中でも特に、「写真投稿」「投稿機能の活用」「情報最適化・カテゴリ最適化」は重要になる。
小金澤氏は「定期的に更新して、ユーザーのアクションを獲得していきましょう」と呼びかけた。
3月と5月にも開催
MEOセミナーは、今後も実施予定。
WEB集客やMEO対策を強化したいという人は、参加を検討してみてはいかが?
次回セミナーの案内
■ 日時
①2023年3月28日(火)14:00~15:00
②2023年5月23日(火)14:00~15:00
■ 対象
店舗で営業をしている方、サロンの住所を明記が出来る方
■ 参加費
無料
編集・文/杉野碧 文/橘花ちこ