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訪問理美容の認知・利用・満足度が上昇! アフターコロナでさらに利用増の兆し

訪問理美容サービスを利用しない理由は?

訪問理美容サービスの利用率が伸びている一方で、認知度82.3%に対して利用経験率34%と、まだまだギャップが大きいのが現状です。

では、訪問理美容サービスを利用しない理由は一体何なのでしょうか?

「迎える準備が必要そう・大変そう」「お金がかかる・かかりそう」「受ける本人が嫌がりそう・喜ばなさそう」といった声が上位に上がっています。

こういった「何となくのマイナスイメージ」を払拭することで、さらなる利用率の伸びが期待できそうです。

訪問理美容の利用メニューとカット料金

訪問理美容サービス利用者に、利用したことのあるメニューを聞くと、カット以外にも半数近くの方がシャンプーを利用。また、ヘア以外のフェイシャルエステやネイルといったメニューも、わずかながら利用されているのがわかります。カット以外のメニューにも対応していくことで、他社と差別化していけそうですね。

では、利用あたりのカット料金はどうなっているのでしょうか。

全体的に2,000円より上の価格帯の割合が伸びているのがわかります。カットの平均価格は、2021年が1,844円、2022年は2,147円と303円アップしています。

昔はボランティアのイメージが強かった訪問理美容も、高価格のサービスを提供する事業者が増えるなど、多様化している様子がうかがえますね。

アフターコロナで期待されること

最後にすこし対象を変えて、個人宅で介護を受ける方を担当しているケアマネジャーの意見を見てみましょう。

「コロナが落ち着いた後、高齢者ご本人に訪問理美容を利用してほしいか?」という質問に対して、約8割の方が「そう思う」と答えています(※そう思う=とてもそう思う+まあそう思う、そう思わない=あまりそう思わない+全くそう思わない)。

アフターコロナでは、さらなる利用の伸びが期待できそうですね。

また、同じケアマネジャーに、「訪問理美容師に、今後美容以外でやってほしいこと」を聞いてみると、買い物代行、施術後の写真撮影といった内容が上位にあがっています。

美容以外のサービスへの広がりにもチャンスがありそうですね。

■ データ出典

・ホットペッパービューティーアカデミー
訪問理美容サービスに関する利用実態調査」(2023年1月)

・調査対象:2,059人(全国、ケアマネージャー及び要支援・要介護の方と同居されているご家族)

・調査実施時期 2022年10月

■ 無料WEBセミナー

・2023/2/7(火)11:00~「訪問美容の始め方

・2023/2/28(火)11:00~「訪問美容のお客さまの増やし方

・2023/3/28(火)11:00~「訪問美容の現場&おカネの話

服部 美奈子

ホットペッパービューティーアカデミー研究員

HATTORI MINAKO/前職ではヘアサロンにて美容師として従事。リクルート入社後は、都内主要エリアのホットペッパービューティー営業組織を経て、2014年1月より現職。訪問理美容に関する調査やセミナー開催・情報発信などを担当。共著に『訪問理美容アクションBOOK』(女性モード社)。

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