QBハウス、4月から150円値上げ カット料金1350円に

経営・業界動向
QBハウス、4月から150円値上げ カット料金1350円に

2023.03.24更新(2023.01.16公開)

※QBプレミアムの値上げについて更新

 

キュービーネットホールディングスは2022年1月13日、国内の「QBハウス」全店のサービス料金を150円値上げすると発表した。

4月1日より、カット料金を1,200円から1,350円(いずれも税込)に引き上げる。

理美容師の待遇改善や人材育成に注力

社会全体で値上げが続く中、美容業界も、低価格を売りにしている大手チェーンが値上げに動いた。

キュービーネットホールディングスは、値上げの理由について、「理美容師の獲得競争が激化する中、待遇改善や人材育成に力を入れるため」などとしている。

2022年1月13日に開催した取締役会において、決定した。

今期(2023年6月期)の業績に与える影響については、精査中としている。

なお、現在のQBハウス料金より450円高い「QBプレミアム」のカット料金は、1,650円(税込)から変わらない。

※QBプレミアムの料金も2023年4月より、1,650円から1,800円に値上げする(ともに税込。2月の中間決算説明資料にて発表)。

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過去には消費増税時に値上げ

QBハウスは、1996年に1号店をオープン。

「10分1000円」をうたい、急成長を遂げてきたが、2014年に消費税が5%から8%に上がった時に1,080円に、2019年に消費税が8%から10%になった時に1,200円に値上げした。

国内に先がけ海外でも料金改定

海外店舗では、国内に先がけて、値上げを実施している。

シンガポールでは昨年、約10年ぶりに料金改定。「QBプレミアム」は15ドル(約1,570円)から18ドル(約1,880円)に、「QBハウス」は12ドル(約1,250円)から14ドル(約1,460円)に引き上げた。

ニューヨークでは、2020年に20ドル(約2,960円)から段階的に25ドル(約3,700円)へ値上げ。2022年7月には、オンライン予約のみ30ドル(約4,400円)となっている。

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