「KAMI CHARISMA(カミカリスマ) 」の実行委員会会長を、第1回から務めている麻生太郎氏(自民党副総裁)。
2022年12月13日に東京・日比谷の帝国ホテルで開催された式典では、麻生会長が三つ星カリスマ美容師に盾を授与し祝辞を述べた。
カミカリスマの値打ち上がってきた
最初は「カミカリスマ」とはなんじゃらほいと思って聞いてたのですが、おかげさまで、その意味が、値打ちが上がってきました。
今年もいろいろと悲しいことがありましたが、日本から多くの文化が生まれています。
和食が広まっていくのであれば、当然日本酒も広がっていく。
酒を飯と一緒に飲むという習慣を持っているのは、日本とフランスだけだそうです。私どもは、そういったものを当たり前に思っていましたが。
髪形だって、日本髪、文金高島田に始まり、いろいろとあります。昔から花魁だって、結婚前と結婚後で髪形が変わったりする。
そういったものは文化としてみんな持っていて、皆さんは長い間、千年以上やってきた。
結うとか、整えるとか、研ぎ澄ますとか、色々な表現がありますが、そういったもの一つ一つが文化になって、結果として日本の誇れる文化として定着しつつあるのではないかと思います。
美容室の「おもてなし」がリピーター生む
それが認められているから、髪を切るために、世界中からプライベートジェットに乗って、泊まりがけで日本に来る外国客がこれだけ増えているのでしょう。
いま日本では、入国のレギュレーションが大幅に緩和され、外国の人がどっと増えてきている。その中には、皆さんのところに来るお客さんも多いと思います。
日本というのは、安心、安全、おつりは正確、全ての交通機関はほぼ時間通りに公平に動いている、モノを盗まれるということはほぼない、安心な国。
われわれにとっては当たり前かもしれませんが、そうじゃないものがすべて魅力として外国に映っているのではないかと思います。
なので、日本に来るお客さんは圧倒的にリピーターが多い。「これが3回目です、4回目です」という方が多いのは、事実だと思います。
皆さん方の美容室に来る人も、リピーターが多いと思います。腕があるのはもちろん、皆さんとの会話、いわゆるコミニケーションや、おもてなし、ホスピタリティなどそういったものが、すべて美容室の中にあるのだと思います。
「腕」プラス「ホスピタリティ」
「腕」プラス「ホスピタリティ」に、多くの人は価値を見いだして、日本にわざわざ遠くから高いお金を払って来るようになった。
皆さんの努力の成果です。日本が誇る文化にのし上がっているのです。
ぜひ、そのことに自信と自覚を持っていってください。
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